クラックとは、「外壁の表面に見られるひび割れ」のことを言います。
このクラックには大まかに2種類があります。
●下地までダメージがない割れをヘアクラック
●建物の構造的な欠陥によって発生する割れを構造的クラック
どちらのクラックも最初は目立ちませんが、経年劣化により顕著になってきます。
このクラックを放置すると雨水が内部に入り腐食する原因となり腐食が進行すると
建物の躯体自体をダメにしてしまうことになります。
特にクラック部分からの雨水が入り込むと、木造住宅であれば内壁木材を
駄目にする原因となります。
また湿気を帯びた木材は、シロアリの温床となり木材を更に腐食させる事になります。
そしてコンクリートであれば、鉄骨や鉄筋に浸透し錆が出てしまい、
鉄材を駄目にして耐震性を低下させる原因となります。
クラックがあっても、たいしたことないと油断をしていると
簡単な修繕では対処できないようになってしまう可能性もあります。
クラック発見時は、早急に対処する事をお勧めします。